喜寿祝いに手紙を書くならメッセージは?(例文)

「喜寿祝い」に手紙を書く場合、どのような組み立てて、どんなメッセージを書けば良いのでしょうか?

 

これはお相手との関係性により変わってきます。例えば“目上の方、友人、家族、後輩”など。それぞれの立場の違いによって、「喜寿祝い」の手紙は全く変わったメッセージとなってきます。

 

ここでは、一般的な「喜寿祝い」のお手紙の書き方についてご紹介します。

 

文頭

まず出だしの部分については“謹啓”などから始め、「謹啓 〜の候、ますますご清栄のこととお喜び申しあげます。」「つつがなく喜寿を迎えられましたことお喜び申しあげます。」から書くと良いでしょう。

 

口上

続いて、お祝いの口上に入ります。例文としては「〜様には〜月にて喜寿を迎えられるとのこと、お喜び申し上げます。 」「〜様におかれましては、このたびめでたく、喜寿の御誕辰をお健やかにお迎えになられる由、心よりお祝い申し上げます。」などと続きます。

 

本文

その後は人それぞれで内容が異なり、お体を心配したり趣味や生活など近況を尋ねたりします。ここはお相手へのメッセージなので特に型にはまった文章である必要もありません。

 

またこちらの状況についても簡単に報告を入れておくと、相手にもわかりやすいといえます。

 

結び

最後の〆は、いずこの手紙においても同じですね。例文としは「これからもお体を大切になり、ますますお元気で幸多き日々をお過ごしになりますようお祈り申し上げます。敬白」などと、同じような内容で書き連ねれば「喜寿祝い」として合格点となります。

喜寿祝いに送る電報の文例

77歳のお祝いは喜寿という長寿祝いです。盛大にしてあげたいですね。遠く離れた家族にお祝いメッセージを贈るなら、電話で伝えるのではなく、いつまでもメッセージを残しておける「電報」はどうでしょう?

 

電報は文字数で料金が変わります。台紙と文字数の料金が電報料金です。1か月前から受付け。誕生日の午前中までに、届くように指定するといいでしょう。万が一忘れてしまっても当日配達もしてもらえますから、安心です。

 

花束やフラワーアレンジメント、ぬいぐるみなどと一緒に届けるサービスもあります。気に入ったものがあれば、利用してもいいかも。電報の申し込みはネットからも行えます。便利な時代です。

 

文例は電報会社でも用意してありますが、定型文では味気ないので、自分でメッセージを考えると、さらに喜ばれます。

 

例文

お父さん喜寿祝おめでとう。大好きなお酒はほどほどにしてもっともっと長生きしてくださいね。

 

おばあちゃん77歳おめでとう。私が結婚して子供が生まれるまで、絶対に長生きしてね。

 

など心がこもった暖かいメッセージを考えて、贈ってあげてください。あまり堅苦しくないメッセージの方が、喜ばれます。「長生きしてくれ嬉しい」、そして、「これからも長生きして欲しい」という思いを込めて文章を考えるといいでしょう。

喜寿のお祝いにグリーティングカード

還暦から数えて3回目の長寿のお祝いが、77歳喜寿のお祝いです。喜寿のお祝いの贈り物決まりましたか?お祝いされる本人が欲しい物、喜んでくれるものを選ぶことが大切です。

 

本人が欲しいものを見つける一番簡単なのは、本人に聞いてみること。でも、年配の方は、「何もいらない」という答えが多くなります。そこでおススメしたいのが、グリーティングカードです。

 

例えば近況報告も含めた「手書きのおめでとうのメッセージ」は、どんなプレゼントよりも、うれしい贈り物。家族写真と一緒に贈れば一層喜ばれますよ。

 

グリーディングカードには、郵送で送るものと、メールで手軽に送れる電子グリーティングカードがあり、電子グリーティングカードにはギフト券と共に送れるものもあります。

 

喜寿祝いであれば、手書きのカードを郵送するのがおススメ。贈り物に添えて、メッセージカードのように使うのも良いかと思います。

 

グリーティングカードは、市販されているものを利用するのもいいですが、市販のものに少し手を加えて、手作りのグリーティングカードにするのはどうでしょう?

 

今はクラフトパンチやスタンプ、デコレーションテープなど、デコレーションアイテムも豊富。色々なアイテムを使って、可愛くアレンジしてみるのも素敵ですね。

 

完全オリジナルのグリーティングカードも、実は簡単に作れます。喜寿を迎える方を思いながら、オリジナルのグリーティングカードを作って、「長生きしてくれてありがとう!」というメッセージを伝えてみませんか?

喜寿(77歳)のお祝いに贈った言葉はこうです

喜寿祝いをした方から贈った言葉についてのアンケートを取ってその結果をまとめました。

 

おめでとう

生まれてからずっと両親、姉妹、祖父母と同居しています。その2人もいつのまにか80過ぎになりました。

 

喜寿祝いに贈った言葉は、毎年の誕生日と同じく「おめでとう」でした。食事も自宅で一緒に食べ、ケーキの代わりに和菓子を食べました。それ以上に何か特別なプレゼントやサプライズは一切していません。家族全員で通常通りのお祝いをしました。

 

77歳という年齢にこだわらず、いつもと変わらずにお祝いの言葉だけで十分です。何か違うことをしようとも考えましたが、、祖父母はそのように「気を使われる行為」を嫌がっていましたから。

 

「年齢を気にしてしまうので、通常通りにして欲しい」のです。お祝いの言葉は「おめでとう」や、感謝の気持ちであれば「ありがとう」で十分に伝わります。

 

あなたのもとに生まれてこなかったら今の私はいなかった

今年、喜寿を迎えた母に私はこんな言葉を贈りました。母は夫である父を早くになくし、女手一つで私を育ててくれました。貧乏であったため親子で様々な苦労をしてきましたが、母は何一つ弱音を吐かずずっと必死に働いて私を学校に行かせてくれました。

 

しかしある時ほんのすれ違いで私と母は大喧嘩。その時私は母に「こんな所に生まれてこなければよかった」と言ってしまったのです。私はあまり考えずに言葉にしてしまいましたが、母の悲しそうな顔に後悔がわいてきました。母はすぐにいつもの変わらぬ笑顔を私に見せてくれましたが、一度口にした後悔は消えず、ずっと私の心に残っていたのです。

 

そして先日、喜寿を迎えた母に「あなたのもとに生まれてこなかったら今の私はいなかった」と、母への感謝の言葉が自然と口から出ていました。

 

心配させたことを後悔させない立派な大人になる

祖父の喜寿祝いに私はこんな言葉を贈りました。私は体が弱くずっと家族に心配ばかりかけていました。成人してもなお、私の体の心配をしては電話をしてきてくれる祖父に感謝でいっぱいでした。

 

自分も肝臓を患っていながら孫の心配ばかりする祖父に、せめて喜寿祝いには安心する言葉を言いたくて、「心配させたことを後悔させない立派な大人になる」と約束しました。

 

そして「おじいちゃんの様な人の心を思いやる気遣いのある人間になります」と。「長生きしてください」と言いたかったですが、そんなことはみんなが思っている当たり前のこと。なので、敢えて口にしませんでした。今までの感謝をたくさん伝えることができました。それを「うん、うん」と優しくうなずいている祖父の顔が忘れられません。